KaZantipについて

今月末、bums tokyoでは当サイトを運営する「neonap」が主催する”落合・東中野KaZantip”なるイベントを開催予定です。その上で皆様には中々聞き馴染みはないであろう、「KaZantip」というキーワードについて、触れていきたいと思います。

東欧でもっともホットなレイヴ・パーティー「KaZantip」が想像を超えていた
ドイツ在住のVICE特派員が、東ヨーロッパでもっともホットなレイヴ・パーティーとして知られる<KaZantip(カザンティップ)>を取材するため、ウクライナのクリミア半島に潜入。ルール無用(?)なイベントの全貌とは――。

そもそもKaZantipとは、かつてウクライナ(現在はロシア領に併合)のクリミア半島で開催されていた東欧一の野外レイヴ・パーティーの名前、正確にはそのパーティが開催される期間中に建国される国家の名前である。(詳細は上記リンクと、その中で閲覧できるVICEの取材VTRを参照頂きたい)

何故またそんな縁もゆかりも無い、東ヨーロッパの屋外イベントの名前を冠したwebメディアを刊行したり、bumsで開催する月イチのエキシビジョンの元ネタとして扱うことにしたのか?

始まりは2年前、上記リンクにあるVICEの日本版メディアで特集されていた、UKのレイヴカルチャー特集にハマり散らかしていた時に遡る。当メディアのライターであるGabri多Ciou$太郎氏とbumsの店内でyoutubeにて関連動画を閲覧していた時、偶然にも上記リンクにあるKaZantip特集の動画を発見しその内容に驚愕したのがキッカケである。

内容もさることながら、とにかく欧州圏の文化の違いや、乱痴気具合が日本のそれと比較にならないこと、欲求への振り切り方など驚愕ポイントは上げればキリがないのだが、なんとなく今の時勢と比較してどこか楽観的なムードや、現実逃避的なニュアンスに個人的にはとても惹かれていたようにも感じた。

楽園と謳われた、今となっては踏み入ることのできないその地への憧れがより哀愁を抱かせ、そうした興味が遠く離れた落合の地で、逃避的かつ退廃的なニュアンスを再現できないか思案した結果、bums tokyoでそのような祭りごとがあったことを含めて流布し、仲間を募って何かイベントをしてしまおう!という動機に繋がっていると思う。

何か特別なことが行われるわけではない。ただなんとなく、今の現状に不満があったり、鬱屈とした空気感が蔓延する世の中に辟易する日々に、少しでも刺激や想像力を刺激できたら。少しは希望なり、生きることに前向きになれたらそれはイベントをやることに意義がある!と思えるのです。

そんなわけで、8/26~9/1の1週間、落合にあるbums tokyoで久しぶりにKaZantip(の意思を受け継いだイベント)を開催します。皆様のご来店お待ちしております。
(具体的なイベントの内容は随時更新していきます。)

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